自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っています。
私たちの意識に関係なく体内のさまざまな機能を調節し24時間休むことなく働いている神経系で
外部環境や身体の内的状態に応じてこれらの機能を調整し、体内の恒常性(ホメオスタシス)を維持しています。
よく交感神経は「アクセル」のような役割を持ち一方、副交感神経は「ブレーキ」の役割を果たすと
たとえられますが、どちらか一方が働き過ぎる事もよくありません。
理想的なのは、この2つの神経がバランスよく働き、日中は交感神経が優位で活動的になり
夕方から夜にかけては副交感神経が優位になってしっかりと休息できることが重要です。
以下は、自律神経の主な働きの例です。
交感神経の働き(主に活動やストレス時に活発になる)
1.心拍数の増加 – 心臓の拍動を速くし、血液を全身に効率よく送る。
2.血圧の上昇 – 血管を収縮させて血圧を上げる。
3.気管支の拡張 – 呼吸を深くし、酸素を多く取り入れやすくする。
4.瞳孔の拡大 – 光を多く取り入れて視界を明瞭にする。
5.汗腺の刺激 – 体温を調節するために汗をかきやすくする。
6.胃腸の活動抑制 – 消化活動を一時的に低下させ、エネルギーを他の活動に集中させる。
7.血糖値の上昇 – 肝臓からのグルコース放出を促進し、エネルギー供給を強化。
副交感神経の働き(主にリラックス時や休息時に活発になる)
1.心拍数の減少 – 心臓の拍動を遅くし、身体を休める。
2.血圧の低下 – 血管が拡張し、血圧を下げる。
3.気管支の収縮 – 呼吸を落ち着かせる。
4.瞳孔の縮小 – 視界を適度に調整する。
5.唾液分泌の促進 – 消化を助けるために唾液の分泌を増加させる。
6.胃腸の活動促進 – 消化活動を活発にし、栄養を吸収しやすくする。
7.膀胱や腸の排出促進 – 排尿や排便を促し、老廃物を体外へ排出する。
また自律神経のバランスが乱れる原因は様々ですが、その原因の一つとして
ストレス(不安・恐怖・悲しみ・怒り)も密接に関係しています。
ストレスと痛みの関係
特に慢性的(長期的)な痛みにおいて顕著です。ストレスが身体や心に影響を与えることで
痛みの感覚が強くなったり、痛みを感じる頻度が増えることがあります。
人はストレスがかかると、特に交感神経が刺激されます。痛みの感受性が高まり、本来感じる程でもない軽い痛み
でも強く感じることがあります。また筋肉が緊張し血管を圧迫し血流が低下しやすくなり、頭痛、肩こり、腰痛
などの痛みを引き起こすこともありますし「痛み」そのものがストレスを引き起こすため、痛みをさらに
悪化させるという悪循環に陥ることもあるのです。
岡本整骨院ではメインの施術としてバイタルリアクトセラピーを行っています
コンピューター制御された治療機器により「脳と神経」に働きかけ自律神経のバランスを整え
脳を活性化し自然治癒力を最大限まで引き出す施術法です。
骨格の歪みや姿勢の改善、筋肉へのアプローチも可能です。
ソフトな刺激「振動」を身体にあたえることにより、手技よりも安全且つ効率的に骨格を矯正することが
出来ます。小さなお子さんから高齢者の方、妊婦さんでもご利用いただける治療機器です。